大工の仕事内容について

建設中の建物を見て「一体この人たちはどんなことをしているのだろう」と興味を持たれた方もいらっしゃるようです。
建物を建てていくために、我々大工がどのような仕事をしているのかご存じでしょうか?
今回は、大工の仕事内容について簡単にご説明させていただきます。

大工の仕事内容

大工の仕事内容は大きく「木材の加工」「資材の調整」「組み立て」に分かれますので、それぞれご説明させていただきます。

■木材の加工

建築資材は加工がしやすいように切り出しているだけなので、そのままでは建物は組み立てられません。
建築現場に持ち込む前に、工務店などの作業所で設計図面の寸法に合わせて加工を施していきます。
また加工は手作業のため、大工には精度の高い技術と経験が必要です。

【加工の例】
・カンナで資材の表面を滑らかに整える
・資材をノコギリで寸法通りに切り出す
・ノミでほぞ穴を作る
※ほぞ穴…木材の組み立てに必要な接合用の穴

■資材の調整

組み立てができる状態に加工した資材でも、現場での変更を余儀なくされる場合があります。
そんな場合に臨機応変に対応するのも、大工の仕事です。
現場で変更した仕様に基づいて再調整したり、調整が難しい場合は現場監督などと相談してベストな加工を施します。

■組み立て

加工が済んだ建材を、骨組みとして組み上げていきます。
木造の骨組みは雨水にさらされると工程に遅れを招く可能性が出てくるため、1~2日で組み上げるスピード感が必要です。
屋根までの組み上げ後も、内装の仕上げ前の段階まで一貫して作業を行っていきます。

まとめ

大工の仕事内容は大きく「木材の加工」「資材の調整」「組み立て」の3段階に分かれ作業を行っていきます。
木造の住宅を建てるのに大半の施工内容に携わるので、大工は必要不可欠な存在だと言えるでしょう。
新居やお住いのリフォームをお考えであれば、大工のプロ集団である私たちへ気軽にご相談ください。

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